ちょっと邪魔するぜ

引くに引けない状況ってあるだろ?「ハーパー、ロックで」ジョニーだ。そんな状況にならんと前進できないリトル困ったちゃんなんかはよくいると思うが、これはそんな俺の友人の話だ。


さて、聞くところによるとごくごく近しい友人達(こいつらに関しては俺も共通の友人である)がそいつの為見知らぬ女性とお見合いデート的なものをセッティングしてくれたらしい。夏本番を前に軽い祭到来である、思えば一年前やはり同じような時期に祭があり、ヤツは浮かれすぎて目も当てられない状態に陥ったのを思い出す。そう、普段は石のように動かないくせに転がりだすとどこまでも加速する、今俺が考えた言葉で言い表すなら「Like a rolling stone」(ライカロォィンストゥーン)というべき特性がヤツの足を常に引っ張ってきた。そこでおせっかいながらヤツに向けて今年の夏のテーマを立ててやることにした。
「海に浮いても浮かれない」こいつで決まりだ。浮かれとは無縁の俺である。


…コーヒーはブラック。砂糖?あれは豚の舐めるもんだ…。


そこで俺は上記のテーマを踏まえヤツにアドバイスを送ることにした、それが今日の本題だ。さて唐突な話であるが戦場で最後まで生き残るのはもっとも臆病な者だと聞く。残念なことに俺は臆病とは大層疎遠な男なわけだが、なるほど一理ある。ここは一つ臆病なアイツに合わせてあえて俺とは無縁なリスク回避の策を取り入れたシミュレーションをこの場で行い、虎の巻代わりよろしく使ってもらうことにしよう。


嫌煙家には気を使っている、しかし分煙スペースは用意して欲しい。酒とタバコは男のガソリンだ、スタンドで給油しなけりゃこれ以上走れないぜ。